ダイゴ先輩の暴走
えらい目にあった。
昼休み、昼食を済ませてデスクに戻るとダイゴ先輩がぐったりと気を落としていた。
ちょっと気の毒に思えたけど、見て見ぬふりをしてパズドラを始めた。
すると、スマホを持っていないダイゴ先輩は興味を持ったのか画面を見てきた。
僕「よかったらやってみますか?」
ダイゴ先輩「いいの?やらせて〜」
わりとハマったみたいでシコシコとパズルを回しているようだったけど、どこか動きが不自然だった。
ニヤニヤし始めたのでさすがに怪しんで画面を覗くと、そこには竜騎士(ゴミ)が爆誕していた・・・。
僕「何やってるんですかww石使わないでくださいよww」
ダイゴ先輩「??? 激レアって出てたぞ!しかもジャンプできるぞこいつ!戦略の幅が広がったな!!」
ついさっきまで落ち込んでたのはどこにいったのか、異様なほど元気になっていた。
涙目になりながら、コツコツと貯めた石の大切さを語ると、
「ドラゲナイ♪ドラゲナイ〜♪」と煽られる始末。
そんなOHIRU NO OWARIだった。